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ひとつの約束が
少年に人生の選択を迫る

 15歳のイゴール(ジェレミー・レニエ)は、不法滞在外国人の闇売買をする父ロジェ(オリヴィエ・グルメ)と二人暮らし。ゴーカートが好きで、見習いとして自動車修理工場で働くが、父の仕事も手伝わなければならず、工場をクビになってしまう。ある日、不法滞在者のうちの一人アミドゥ(ラスマネ・ウエドラオゴ)が作業中に転落死する。死の間際にアミドゥから、妻アシタ(アシタ・ウエドラオゴ)と子供のことを頼まれたイゴールは、二人を守ることを約束する。一方、警察沙汰を恐れたロジェはアミドゥの死体を埋め、そのことをアシタに隠し、そのうえ彼女を売り飛ばそうとする。イゴールはアミドゥとの約束を果たそうとするが、それは父親からの独立、そして自分自身の“人生の選択”を意味することになるのだった。