自由が丘で

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加瀬亮 as モリ

1974年11月9日生まれ。神奈川県出身。映画『五条霊戦記』(00/石井聰亙)で映画デビュー。以後、『アンテナ』(04/熊切和嘉)、『茶の味』(04/石井克人)、『スクラップ・ヘブン』(05/李相日)、『ハチミツとクローバー』(06/高田雅博)、『めがね』(07/荻上直子)といった話題作に次々と出演。07年の『それでもボクはやってない』(周防正行)では第32回報知映画賞主演男優賞、キネマ旬報主演男優賞など数多くの賞を受賞した。そのほかの映画出演作に、『ぐるりのこと。』(08/橋口亮輔)、『重力ピエロ』(09/森淳一)、『おとうと』(09/山田洋次)、『アウトレイジ』(10/北野武)、『ペコロスの母に会いに行く』(13/森崎東)、『はじまりのみち』(13/原恵一)、「SPEC」シリーズ(10~/堤幸彦)など、数々の作品に精力的に出演。また、『硫黄島からの手紙』(06/クリント・イーストウッド)、『TOKYO! <インテリア・デザイン>』(08/ミシェル・ゴンドリー)、『永遠の僕たち』(10/ガス・ヴァン・サント)、『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12/アッバス・キアロスタミ)など海外の監督との仕事も多く経験している。待機作に小栗康平監督「FOUJITA」(来年公開)。

ムン・ソリ as ヨンソン

1974年7月2日、プサン生まれ。成均館大学在学中より演劇活動を始め、99年イ・チャンドン監督の『ペパーミント・キャンディー』で映画デビュー。新人とは思えない演技力で観客を魅了。次に出演した同監督『オアシス』(02)では脳性麻痺のヒロインを生き生きと鮮やかに演じきり、ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞を獲得。韓国国内でも青龍映画賞新人賞をはじめ賞を総なめに。『浮気な家族』(03)では高校生に性を教える浮気な妻役で釜山映画評論家協会賞主演女優賞他、国内外の賞を多数受賞。名実共に実力派女優となる。その後も『大統領の理髪師』(04)、『愛してる、マルスンさん』(05)、『謝罪』(06)など幅広い役柄で映画出演をつづけ、ホン・サンス監督作は『よく知りもしないくせに』(08)にて声の出演を経て、『ハハハ』(10)で初出演。キム・サンギョン演じる主人公が一目惚れする肉感的なヒロインを好演。妊娠中に出演した『3人のアンヌ』(12)では、妊婦の役で登場。最近では『ザ・スパイ シークレット・ライズ』(13)が韓国にて大ヒット。ほかにも、SBSトークショー「マジックアイ」の司会をつとめ、本年度の第19回釜山国際映画祭の開会式にて2度目の司会を渡辺謙と共に努めるなど活躍の幅は広い。

ソ・ヨンファ as クォン

1968年生まれ。「会う時まで」(未/99)にて映画デビュー。『殺人の追憶』(03/ポン・ジュノ監督)、パク・ヘイル、カン・ヘジョン主演「恋愛の目的」(05/DVD)、「星から来た男」(08/DVD)、『クロッシング』(08/キム・デギュン監督)などに出演。ホン・サンス監督作では『よく知りもしないくせに』(09)、『教授とわたし、そして映画』(10)に出演し、本作で3作目となる。その他の近作に、『サイコメトリー 残留思念』(13)、『ファイ 悪魔に育てられた少年』(13)など。

キム・ウィソン as サンウォン

1965年12月17日、ソウル生まれ。ソウル大学経営学科卒。「雨上がりの午後が好きですか」(未・91)で映画デビュー。ホン・サンス監督のデビュー作『豚が井戸に落ちた日』(96)にて主役の三流小説家を演じ、黄金撮影賞新人演技賞を受賞。「イフ」(未・00)に出演の後、一度俳優の仕事を離れるが、ホン・サンス監督『次の朝は他人』(11)で復帰。その後、『建築学概論』(12/イ・ヨンジュ監督)、『南営洞1985』(12/チョン・ジヨン監督)、『ヘウォンの恋愛日記』(12/ホン・サンス監督)、『観相師』(13/ハン・ジュリム監督)、『サスペクト 哀しき容疑者』(13/ウォン・シニョン監督)など精力的に活躍。

チョン・ウンチェ as 家出娘

1986年11月24日。モデルとしても活躍する韓国の新星。カン・ドンウォンとコ・スの韓国2大スターが共演したヒット作『超能力者』(10)で映画デビュー。初主演ドラマ「我が家の女たち」(11)が高視聴率を記録し脚光を浴びる。13年ホン・サンス監督『ヘウォンの恋愛日記』の主役ヘウォンに抜擢。男に媚びないが、男が放っておかない独特の魅力の持ち主ヘウォンを好演し、映画評論家協会賞新人女優賞受賞。中学より8年間イギリスで過ごし、セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインにて美術を学んだ経験もあることから、流暢な英語を披露。シャルロット・ゲーンズブールの大ファンであるウンチェは、冒頭でその母ジェーン・バーキンとの共演を果たしている。待機作に、ヒョンビン軍除隊後の復帰作として韓国でも大ヒットを記録した『王の涙』(14)など。

ユン・ヨジョン as ゲストハウスの女主人

1947年6月19日生まれ。66年、TBC採用タレント3期として芸能界デビュー。71年「火女」(未)にて映画デビューし、青龍賞女優主演賞、大鐘賞新人賞を受賞。翌年に結婚、渡米、と一度芸能界を離れるも、85年に復帰し多数のドラマへの出演。イム・サンス監督『浮気な家族』(03)で大韓民国映画大賞女優助演賞を受賞。同監督『ハウスメイド』(10)では、主人公の新人家政婦をいじめる先輩家政婦役で、青龍賞女優助演賞、大鐘賞助演女優賞、アジアフィルムアワード女優助演賞など賞を総なめにした。最近では、ドラマ「棚ぼたのあなた」(12)の義理の母役や、『蜜の味 テイスト オブ マネー』(12)での年下の秘書を誘惑する上流階級の女主人役でベッドシーンも辞さない体当たりの演技で話題に。ホン・サンス監督作は『ハハハ』(10)、『3人のアンヌ』(12)に続いて3作目となる。