『ジーザスの日々』掲示板は過去ログの閲覧のみとなりました。
宣伝担当・小川 2001年5月24日 16時48分21秒

》爺だすさま

見て下さり有り難うございます。

ご指摘の点、まさに、と思います。
景色の美しさ、そしてそこに生きる人間の、美しいとばかり
は言えない、様々な行い――暴力、差別、そしてセックス…
そんな対比が、この映画の一つの見どころではないかと
思っています。

差別の感情が、それ自体がすでに何かに捕らわれてしまっている
心の硬直なのだとすれば、「差別」そのものが、すでに型に
はまったものなのかもしれません。
この映画は、あえてそこを踏み込んで描くことで、その愚かさを、
むき出しにして見せているようにも思います。

アラブ人青年の人物像が型にはまって見えてしまうとしたら、
その視線の先には、差別を表現することの類型化、という意味
以上のものがあるような気がします。

ベッティナ・ランスの情報、有り難うございます。
とても興味深く思います。
写真展の時のカタログを、古書店などで探してみようかと
思います。


爺だす 2001年5月21日 13時33分00秒

本編見てきました。

暴力やセックスのえげつないシーンが多いのにそんなに気にならないの
は、バックの田舎の景色が美しいのと主人公の悔恨のシーンに救われる
からでしょうか。敵役のアラブ青年像が型にはまっているきらいはありますが。まあ日本人も在日韓国朝鮮人をどう見てるかということを考えると、やっぱり型にはめているのでしょうね。

前にも書きましたが去年のベッティナ・ランス(ベッセナじゃなくて「ベッティナ」でした)の写真展「イエスの生涯」で被写体になった十二使徒役のフランスの若者像は、この映画の荒れる青年たちのイメージとだぶるところがあります。監督はランスの写真展・写真集を意識していたのでしょうかね。

ベッティナ・ランス写真展(2000年開催)
http://www.odakyumuseum.com/jesus/jesus.html


宣伝担当・小川 2001年5月14日 21時58分29秒

訂正:先日の「フランス語会話」再放送は、本日14日(月)深夜
の間違いでした。


宣伝担当・小川 2001年5月11日 22時43分55秒

》miciさま
 お返事が出来ずに申し訳ありませんでした。
 実のところ、映画で出てくる「鳥の鳴き声コンテスト」
が北フランス独特の競技なのかどうか、ちょっと調べが
つかずにいます。
 映画は、「ユマニテ」もですが、監督の出身地でもある、
ノール・パ・ド・カレーという地域の、リール県バイユール
という場所で撮影されています。
(もし、その辺の事情に詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ
お教え下さい)

 シネマスコープの広い画面で撮られた作品ですので、
劇場でも、ぜひ改めてご覧いただけたらと思います!

》爺だす さま
 ベッセナ・ランスの写真集というのは、日本で見たり
できるでしょうか? ぜひ見たいと思います。

 アラブ系移民への差別・暴力の頻度は分かりませんが、
この映画事体、実際にあった事件をきっかけに物語を書いた
部分はあるようです。デュモン監督のフランス本国での
インタビューによれば、
「ある事件をきっかけに、人をこのような行動に駆り立てる
ものは一体何なのか、そのメカニズムの全体像を表現したい
と思い立った」ということです。

 「ふらんす」誌では、続けて「ユマニテ」も出ました。
フランス関係の媒体では、先日放映したNHK教育テレビの
「フランス語会話」で、監督インタビューも紹介されました。
「ユマニテ」を巡っての話ですが、再放送は、来週火曜深夜です
ので、よろしければこちらもご覧いただけたらと思います。
監督の考えが、よく見ていただけると思います。
(なにかご質問からずれてしまってすみません)

》高橋道代さま
 映画の公開は明日12日からの公開ですので、ぜひ、ご覧ください!
チラシの絵を描いていただいたのは、今回の2作品のデザインを
トータルでしていただいた、椚田さんという方です。
最近の作品では、モフセン・マフマルバフ監督の「パンと植木鉢」
「ギャベ」、スペイン映画「どつかれてアンダルシア(仮)」、
サミラ・マフマルバフ監督の「ブラックボード」、韓国映画「JSA」
などをされているほか、書籍の「ジャン・ユスターシュ」(エスクァ
イア・マガジン・ジャパン)、「ブラックボード」(アーティスト
ハウス)も手掛けられています。

「ユスターシュ」もそうですが、劇場売りのパンフレットでは、
椚田さんの書かれたドローイングも収録されていますので、ぜひ
ご覧ください!


上にも書きましたが、「ジーザスの日々」、明日からの公開となり
ますので、ぜひ、皆さん、作品のご感想もお寄せ下さい。
よろしくお願いします!
 
 


高橋道代 2001年5月10日 15時55分06秒
<LEGO@Web TV,ne.jp>

映画の方はまだ見てません。「ジーザス日々」「ユマニテ」のチラシの絵!誰の作品なのか是非知りたいんです。他の作品も見てみたいので教えて下さい。


爺だす 2001年3月22日 17時05分35秒

予告編を見ました。「ふらんす」誌でも紹介されていましたね。
荒れる若者とアラブ系移民への差別というのは現代フランスの重大な
テーマという感じがして、見るのが楽しみです。

ベッセナ・ランスがイエスの生涯を題材に写真集をつくりましたが
その写真展で見たフランスの若者たちとイメージがダブります。

実際にアラブ系移民への差別・暴力というのは、どういう状況に
あるのでしょうか。この映画のモデルになるような事件が頻繁に
起こっているのでしょうか?


mici 2001年2月5日 00時14分42秒

シネフィル・イマジカで放映したものを見ました。
静かで強力な映画ですよね。

とても些末なことなんですが、この映画で、小鳥を鳴かせる競争?のようなシーンがあったのですが、これは北フランス独特の娯楽競技なのでしょうか?
いきなりこんな質問をしてすいません。
上映たのしみにしています。


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