ふとした出会いが彷徨う命を輝かせ、孤独な心に明かりを灯す。
人が出会い寄り添う、それが人生なのだ。
「休暇が必要よ」そう言って車を走らせるマルタと家族に、笑いながら涙が溢れて止まらない。
限りある時をかけがえのない宝物にして残そうとするマルタ。
マルタの言葉は心に深く残り、その愛は色褪せることはない。
「マルタのことづけ」は私の心にずっと寄り添う映画になるだろう。
──南果歩(女優)
特にはなにも起こらない、ありきたりの日常みたいですが、
でも生きるとは、死とは、家族とはと、大切なことを考えさせてくれる、よい作品でした。
──養老孟司(東京大学名誉教授)
人は一人では生きていけない。
クラウディアとこの家族の出会いは偶然ではなく孤独と孤独が引き合わせた必然だったのかもしれない。
たった一人で生きてきたクラウディアもまたマルタ家族に出会われたことで救われたのだと思う。
哀しみの中にユーモアがちりばめられた「マルタのことづけ」。
貴方なら大切な人にどんな言葉を残しますか・・・。
──町亞聖(フリーアナウンサー)
もしも、私が 命の期限を知らされたら、あんなに、強くいられるかしら?
子供達に、あんなに、素敵なメッセージを、残せるかしら?
母の、愛と強さに 感動しました。
──仁科亜季子(女優)
私達は、他人への眼差しにどれほどの愛を込められるだろうか。
強く、まっすぐで、母性に溢れたマルタの眼差しに魅せられた。
──政井マヤ (フリーアナウンサー/日メキシコ交流年親善大使)
マルタの強さと美しさに圧倒された。
彼女に出会えたことで、わたしの生そのものが煌めきを増す。
マルタのことづけを胸に刻み生きていきたい。
──あさのあつこ(作家)
出会えて良かった――彼女たちに。
――彼女たちがもたらした、私の新しい人生に。
──中嶋朋子(女優)
家族とは、家族であることを選びあった者たちの愛の絆なんだと、伝えてくれる。
──上野千鶴子(社会学者)
たとえ命が失われても、母の愛というものは途切れなく続いていくのだと。
主人公マルタに抱きしめられたようで、涙で胸が詰まってしまった。
──カヒミ カリィ(ミュージシャン)
誰かと関わることは面倒だ。なのに「案外悪くない」と思える時がある。
この映画の不思議な後味の良さは、その面倒なややこしさこそ「豊か」だと教えてくれるからなのだろう。
──タナダユキ(映画監督)
淋しかった頃の記憶が引っ張り出された。私もクラウディアだったのだ。
押し付けてこない静かな表現、映像の隅々にまで行き渡る愛情。
自分もそこにいるかのよう。あなたは誰になるのでしょう。
──内田春菊(漫画家/俳優)
限られた時間の中で何を遺していくのか。
自分の命が終わろうとしている時、儚くも目映い輝きを魅せる。
──武藤頼胡(終活カウンセラー協会 代表理事)