内海桂子 うつみ・けいこ

1924年、東京生まれ。15歳で高砂屋とし松と組んで漫才師に。50年から、当時14歳の内海好江とコンビを結成。以来、庶民派の漫才を身上として女流漫才の第一人者として活躍。58年にはNHK漫才コンクールで優勝、名実ともに日本を代表する漫才師となった。その後も82年に芸術選奨文部大臣賞、87年に日本放送演芸大賞功労賞、89年に紫綬褒章、90年に浅草芸能大賞、94年に第45回放送文化賞、95年に勲四等宝冠章を受賞したが、98年には相方の内海好江を病気で失う。しかし、その後も旺盛な活動をつづけ、近年ではTVバラエティや、女優として映画『尾崎翠を探して 第七官界彷徨』(99 浜野佐知)、『長崎ぶらぶら節』(00 深町幸男)などにも出演、芸達者なところを見せている。日本映画学校では演劇科の講師を務め、また「転んだら起きればいいさ」「ひょうたんから愛」などの著書もある。