
夜になっても帰ってこないポンポンの捜索願をだすべくティエンは警察に電話するが、警察は「失踪後24時間は事件として扱えない」という。自力で捜そうと、駅に向かうがポンポンは見つからなかった。その後訪れた警察署で見た防犯カメラの映像には、男がポンポンを抱いて連れ去る姿が映っていた。署を出る際、ジュアンは「息子を返して!」と泣き叫ぶ。
その日から、ティエンとジュアンの息子捜しが始まった。インターネットで情報提供を呼びかけ、携帯電話番号を公表するが、かかってくるのは、報奨金目当ての詐欺かいたずらの電話ばかり。脅して金をせびろうとする者まで現れる。