コメント

作家を目指す青年と、人生の失敗者とされる父。
この古典的な構図の中を痛々しくて美しいエピソードがいくつも流れゆく。
そして最後、黒い犬に導かれるように、カタルシスが訪れる。

──池澤夏樹(詩人・作家)

まるで「観る文学」。
誰もが共感する家族のストーリーです。
みんなに「読まれるべき」最高の映画だと思います。

──ナカムラクニオ(6次元店主)

(敬称略/順不同)

レビュー

『読まれなかった小説』はジェイラン監督らしい素晴らしさをすべて詰め込みながら、新しい魅力にもあふれている。そして、軽やかさと痛烈なユーモアで、我々が如何にして生きていくべきかを伝えている。
卓越した189分の芸術作品。
壮大で大胆、格調高い、ジェイラン監督の最高傑作だ。
ぜひ、あなたの人生にこの濃厚な傑作を。

――Little White Lies

畏怖の念を起こさせるほどに素晴らしい!
一流の映画。

――Film Comment

退屈? まったくもってそんなことはない!
今日のトルコについて、父親の謙虚さ、息子が持つ不信感、野心、家族が受け継いだDNAがもたらすものについて、心をざわめかせ、生き生きと描き出す。
チェーホフとドストエフスキーを愛するジェイランは、
この映画で文学だけが持っていると思われていた深くロマンティックな視点に到達した。

――Le Nouvel Observateur

ロマンティックで新鮮!!
映画を作る人間ならば、トップアーティストの映画を観るべきだ。
それが映画の喜びのひとつなのだ。

――Telerama

映像が美しい。すべての演技が素晴らしい。
息子と父親の対立は、世代間の軋轢以上のことを豊かに描いている。

――Screen Daily

『読まれなかった小説』は優しく、人間的で、美しい映像と素晴らしい演技が合わさった映画だ。
我々が20代前半で求められる人生に対しての問い、人生における賭けがここにある。

――The Guardian

饒舌な美しい映画。

――Le Parisien

驚くほどの密度と精巧さで『雪の轍』以上に豊かな物語を紡いでいる。
複雑で綿密な会話劇を作り上げ、哲学、宗教的伝統、そして倫理すべてを魅惑的な言葉のフーガに織り込んだ。
彼の業績は円熟の域に達した。

――Variety

哲学、宗教、政治、そして道徳的な難問についての回答が織り込まれた長い小説。
カンヌのパルムドール受賞監督ヌリ・ビルゲ・ジェイランによるトルコを舞台にした成長物語の中で世代が衝突する。

――Hollywood Reporter

息をのむほど柔らかく美しい!

――Liberation

『読まれなかった小説』はいつものように変わりゆく
トルコ社会における家族の関係を描き出す。
登場人物たちは彼らの抱える矛盾をはらんだまま、流動的な手持ちカメラであっても完璧なフレームの中に存在する。

――Positif

これまでで最も美しいジェイランの映画。
映像自体がまるでトランスのように、突然、予想外の夢のような流れを組む。
そして、観客も主人公とともに現実と混乱し、動揺する。
放浪と誤り、対話と脱線、空想と夢。
しかしこれもまた現実なのだ。

――Premiere

刺激的!

――20Minutes

ジェイランの映画は、常に会話を重視している。
『読まれなかった小説』で見せた彼の演出の優雅さは、言葉に驚くべき恵みを与え、世界を動かす力を与えている。

――Les Inrockuptibles

素晴らしい憂鬱。

――Dernieres Nouvelles d'Alsace

悲劇的なコメディ。
絶えず映画に存在する圧倒的な実存的運命は、井戸の底に戻っていく。

――La Septieme Obsession

日々のリアリズム、長尺のカット、ひたすら続く会話と、 まるで夢のような美しい風景の驚異的な映像に投げ込まれる。
父と息子が語り合うラストシーンまで映画を見続けて初めて、この長い旅路の意義を理解する。
それだけの価値がこの映画にある。

――Le Figaro

メランコリックでいて、荒々しい映画。

――Humanite