ノエ・サンピ【ユキ役】

1999年8月7日パリ生まれ。役柄と同じ、日本人とフランス人の血を引く女の子。諏訪監督が「ルノワールの絵画から抜け出てきたようだ」と表現した、彼女の表情や透き通るような大きな瞳は人の視線を引きつける力がある。初演技ながらも、ノエの即興から生まれた森の中でのシーンは、思春期の少女の複雑な心情を見事に体現している。

アリエル・ムーテル【ニナ役】

1999年8月28日・ル・シェネ （パリ近郊）生まれ。本作が映画初主演。演技経験があり、感情を表現するのが得意な開放的な性格で、ノエをリードした。脚本をよく読み解き、大人びたセリフと自然で伸びやかな演技で観客を魅了している。