「みんな一生懸命生きてんだけどね。いったい何が一生懸命なんだろうね」
ダサいを通り越して、もはやエモーショナルだ。夏帆氏とシム・ウンギョン氏は表裏一体。結局どちらが裏か表かではない。彼女たちのカオスを永遠に"みつめていたい"が全てである。
綾野剛
俳優
女の子2人の関係性に、心地良さと違和感を感じながら、何も起こらない話にいちいち引っかかりながら観ることの楽しさよ。
映画の中に存在していた箱田監督に引き込まれ、ずっと目で追いながらも、頭のどこかで自分の記憶と重ね合わせて観てしまい心揺さぶられる。
なんだろう、余韻が凄い。
私の中のキヨはどんな子だろうかと考えが止まらない。
麻生久美子
女優
外が暗くなって、向こう側から気付かれなくなる前に大事なあの人と笑い合いたい。
自分が誰かの子供である間に、家族のあたたかさや悲しみを知っておきたい。
自分が自分である間に、一番綺麗な空の下で言えそうで言えなかった言葉を誰かと交わしたい。
きっと映画を見た人は思い出す、この大事な感覚。監督の内なる叫びが聞こえてきそうでした。
吉岡里帆
女優
久しぶりに気持ちいい長編デビュー作を観た。アッパーなくせして繊細で、イケてる風なのにダサくて、そのくせ勢いがあって力強く、そしてなんだかとっても清々しい。
何言ってるんだか自分でも分からないけど、とにかく皆んな観ろ。
後で「箱田監督のデビュー作を、ちゃんと劇場で観た」って自慢出来るから。
それと夏帆とウンギョンちゃん最高‼️以上
山下敦弘
映画監督
日頃の忙しさのなか、つい自分を見失いがち。
仕事、恋愛、友情に迷っているあなたの心を楽しく、ゆっくり、あたたかく、独特な雰囲気で救ってくれる一本!
LiLiCo
映画コメンテーター
荒波に揉まれて、迷子になっても、見つけてくれる場所がある。まるで「おかえり」って言われているようで、「ただいま」って言いたくなる作品でした。
神木隆之介
俳優
他人事には思えなかった。実家にいる祖母の顔を思い出す。祖母の前にいる時の、自分を思い出す。
見終わった後、心の奥にいる何者でもない自分が清らかに笑ってる。それがあまりにも眩しいから、なんだか泣けてしょうがなかった。
仲野太賀
俳優
今の自分に悩んでいる人に観てほしい。
自分にもキヨみたいな存在いるなぁなんて感じながら、日常の中に起こる悩みや決断と葛藤してることに気づいた。
けれど、最後に自分の背中を押すのは自分なのかもしれない。
10年前にお仕事でご一緒した箱ちゃん…
もう箱ちゃんなんて呼べない。
箱田監督、初監督作品おめでとうございます。
そして、ありがとうございます。
剛力彩芽
女優
夏帆さん、シム・ウンギョンさん、箱田監督、音楽の松崎ナオさん。なんかこの4人でビートルズみたいだと思いました。
弾ける瞬間。残るハーモニー。永遠の群青。ヤア!ブルーズ!!
前野健太
シンガーソングライター
やさぐれて、荒れて、くだを巻く夏帆。
にこりともせず、がらっぱちな態度で。
いいぞいいぞ、やっちまえ~!
山内マリコ
作家
人生はだいたい辛くて、たまに優しい。
魅力的で切なくてずっと見てたい主人公がそこにいた。
このキャリアでこのタイミングで、史上最高の夏帆さん!凄い!
佐久間宣行
テレビ東京プロデューサー
自分を構成しているのは必ずしも理想の要素だけではない。でも、そのダサさを愛おしく思える人生こそ良い人生なのかも……
そんな風に思える作品でした。
はあちゅう
ブロガー・作家
※順不同、敬称略