ファントムとはヒロインなのか、、、
彼女の様な女性に生まれてみたかったと少々ジェラス。映像、衣装、音楽すべてが映画のクチュールだった。
夏木マリ
完璧な衣装、完璧な美術、完璧な映像、完璧な演技、完璧な音楽……。
うっとりして、ゾッとして、苦笑い。映画の悦びのすべてがここにある!
町山智浩
映画評論家
ふたりの愛を観察している気持ちになりました。
用法容量を守れば、毒は薬にもなります。
この映画をパートナーと観て、ふたりだけの「ラブ毒」を探してほしいです。
壇蜜
タレント
人と人との心が紡ぎあう繊細な触れ合いが心に響いてくる作品。
ウッドコック役のダニエル・デイ=ルイスのセクシーでダンディな魅力。
気難しい性格もアルマの気持ちになったらひやっとするところもありながら感情移入できる素敵な作品でした。
その愛が歪んでるのか純愛なのか、ギリギリのところで惹かれあう2人に全身を揺さぶられました!
橋本マナミ
女優
美しい衣装!美しいセット!美しい構図!
でも、観終って気づいた。この映画は“笑わせない”喜劇なのだと!お見事!
小堺一機
朝食で音を立てるだけで怒る夫。
あんな喧嘩を繰り返した2人があんな結末を迎えるなんて!
犬山紙子
エッセイスト
この映画では最上の服が 目を酔わせてくれる
しかし何より 服の衣摺れの音が好きだ
それは愛の時にも復讐の時にも 同じ音色を発するからだ
名越康文
精神科医
息をのむようなドレスの森をくぐり抜けた先に待っていたのは、世にも美しい変愛(ヘンアイ)の形でした。
岸本佐知子
翻訳家
贅の限りを尽くした、うっとり系映画と思いきや……「夫婦あるある」だった!
(はらわたが煮えくりかえっているときほど言葉遣いが丁寧とか)
ああ、夫婦ってホラー。
樋口毅宏
作家、日恐組(にっきょうそ)〔日本恐妻家組合〕名誉会長
絢爛豪華で官能的なファッション界を舞台に、男の仕事への執念と女の愛への執念は、ミステリアスで倒錯した究極のラブストーリーとなり、前代未聞の傑作が誕生した。
假屋崎省吾
華道家
剛腕PTA、ウイニングショットはまさかの超スローボール!
回転するその縫い目をみつめる僕らの体はなぜか痺れて、さっきから汗が止まらない。
吉田大八
映画監督
ファスト・ファション的なる作品が跋扈する世の中で、オートクチュールに命を捧げる主人公の姿が、そのまま、監督のPTAのフィルモグラフィに重なって見える。「ブギーナイツ」から20年、ついにここまで来たか!!と唸る、甘美な傑作!!!!
伊賀大介
スタイリスト
エンドロールが流れている間も‘美学’に酔いしれていた映画は、もの凄く久しぶり!
そして長年のファンであるダニエル・デイ=ルイスの布の扱い方やピン打ちをしている時の、本物の‘仕立て屋’のような無駄のない美しい手つきにも酔いしれました。
この映画でデイ=ルイスが引退するなんて、あまりにも勿体なさすぎる!
藤原美智子
ヘアメイク/ライフスタイルデザイナー
とても映画を気に入りました。繊細で優雅な音楽に魅了されました。
キム・ヨナ
プロスケーター
数あるミステリアスなラブストーリーも、このアンダーソンの傑作には敵わない!天才的でエゴイストな男と、そんな男を飼いならす女の物語。すっかり虜になってしまった!
ペドロ・アルモドバル
『オール・アバウト・マイ・マザー』監督
ポール・トーマス・アンダーソンって名前がラッパーみたいで超クール!心から尊敬しているし、彼の作品は僕の役者人生に影響を与えたよ。
ティモシー・シャラメ
『君の名前で僕を呼んで』
70mm フィルムで観たことを本当に幸福に思うよ。音の使い方にはゾクゾクさせられた!『ファントム・スレッド』は子供たちと一緒に見に行ったんだ。それから僕がちょっと厳しくすると、「ウッドコックさん(ダニエル・デイ=ルイス演じる主人公の名前)、あなたはスパイですか?」って子供たちが聞いてくるんだ。
クリストファー・ノーラン
『ダンケルク』監督
僕はみんなに勧めるよ!めちゃくちゃ面白くて変態的な湖『ファントム・スレッド』にハマって しまったよ。ポール・トーマス・アンダーソンとダニエル・デイ=ルイスの再びのタッグは 奇妙で、楽しくて、そして笑える!
エドガー・ライト
『ベイビー・ドライバー』監督
『パンチドランク・ラブ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』を超える傑作! 繊細だけど、どこか馬鹿げてて、時には笑ったよ。
バリー・ジェンキンス
『ムーンライト』監督
『ファントム・スレッド』には一発食らわせられた! これが映画だ!
ジョーダン・ピール
『ゲット・アウト』監督
今年一番大好きな映画!
ライアン・ジョンソン
『スター・ウォーズ:最後のジェダイ』監督
今年最高の1本!
ナショナル・ボード・オブ・レビュー
今年、最も予想外の展開に驚愕したラブストーリー!!
ヴァニティ・フェア
純粋で美味なる悦びに溢れた傑作!
ガーディアン
ダニエル・デイ=ルイスは、まるで手縫いのスーツを纏うかのように役を完璧に着こなしている。
ニューヨーカー
棘があり、茶目っ気もあり、まったくもって見事!
デイリー・テレグラ
華麗な外見の下で、怪奇なロマンスは魅惑的な執念の物語に結実する。 振り子のように揺れる力関係を描いた、アンダーソン監督史上最も愉快な作品!
タイム・アウト
魔法のような作品。音楽、色彩、素晴らしい俳優たちが織りなす、芳しいカシミアショールに 包まれるかのような心地になる。
シアトル・タイムズ
ある愛についての極めて繊細な描写で観る者を魅了し、翻弄すると同時に、他人の心の中を完全に理解することは不可能であるという普遍の真理を見せつける。
スクリーン・デイリー
ダニエル・デイ=ルイスと互角に渡り合うヴィッキー・クリープスは、この映画の最大の見どころだ!
USAトゥデイ
アルフレッド・ヒッチコックとヘンリー・ジェイムズを 掛け合わせたような素晴らしい作品!
BBC.com
多くのラブストーリーは困難な状況を設定し、その中で愛の力を際立たせようと試みる。 本作はその反対だ。優しく官能的な世界を舞台に、愛が痛みや哀しみをもたらしうることを描く。
ヴィレッジ・ヴォイス
はじめは魅惑的なムードと素晴らしく練られた筋書きに惹き込まれ、やがて色鮮やかな映像や緻密な演技、そしてロマンチックなミステリーに心を奪われる!
ニューヨーク・タイムズ
二人の俳優がそれぞれキャリア最高の演技で体現する、一筋縄ではいかない男女のダンスから目が離せない。
ボストン・グローブ
極めてエレガントで、風変わりで、息苦しく、物哀しく、可笑しな悪夢のような傑作!!
プレイボーイ
順不同/敬称略