◆スタッフ◆

諏訪敦彦【Nobuhiro Suwa】

1960年広島県生まれ。大学卒業後、長崎俊一、山本政志、石井聰亙などの作品に参加する一方で、『はなされるGANG』(84年/8ミリ)などの作品を発表。テレビドキュメンタリーの演出を手掛けた後、97年『2/デュオ』で監督デビュー。定型のシナリオなしで撮影されたその作品の完成度の高さが、国内外で絶賛され、ロッテルダム国際映画祭でNETPAC賞を受賞する。
2作目の『M/OTHER』では三浦友和を主演に起用、99年カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。アラン・レネ監督の『二十四時間の情事』をリメイクした、3作目『H Story』は主演に『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』でその名を知られるベアトリス・ダルを起用、2001年カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品される。
ヨーロッパでの評価は圧倒的であり、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキを起用した(サルコジ仏大統領の妻カーラ・ブルーニの実姉)、4年ぶりの長編作品『不完全なふたり』はロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、フランスでの上映もロングランヒットを記録した。オムニバス映画『パリ・ジュテーム』では唯一の日本人監督として『ヴィクトワール広場』を制作、主演にジュリエット・ビノシュを起用、イポリット・ジラルドも出演しており、本作の企画に至った。 2008年より、東京造形大学の学長職を務めている。

1997 『2/デュオ』
1999 『M/OTHER』
2001 『H Story』
2002 「a letter from hiroshima」(オムニバス『After War』の一篇)
2005 『不完全なふたり』
2006 『パリ、ジュテーム』(オムニバス「ヴィクトワール広場」)
2009 『ユキとニナ』

イポリット・ジラルド【Hippolyte Girardot】

1955年10月10日、フランス生まれ。映画デビューは73年、ヤニック・ベロ監督の『ジャンの妻』。特に83年、ジャン=リュック・ゴダール監督の『カルメンという名の女』に出演後、パトリス・ルコント、アルノー・デプレシャン、侯孝賢、など世界の名匠の作品で活躍し続けているフランスの名優。本作『ユキとニナ』が待望の監督デビュー作となる。

1984 『フォート・サガン』(監督:アラン・コルノー)
1986 『愛と宿命の泉』(監督:クロード・ベリ)
1988 『愛さずにいられない』(監督:エリック・ロシャン)
1992 『バルジョーでいこう!』(監督:ジェローム・ボワヴァン)
1993 『可愛いだけじゃダメかしら』(監督:フィロメーヌ・エスボジト)
1994 『哀しみのスパイ』(監督:エリック・ロシャン)
1994 『イヴォンヌの香り』(監督:パトリス・ルコント)
2004 『キングス&クイーン』(監督:アルノ―・デプレシャン)
2004 『モディリアーニ 〜真実の愛〜』(監督:ミック・デイヴィス)
2006 『レディ・チャタレー』(監督:パスカル・フェラン)
2006 『パリ、ジュテーム』(オムニバス)の一篇「ヴィクトワール広場」(監督:諏訪敦彦)
2007 『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(監督:侯孝賢)

エグゼクティブ・プロデューサー:澤田正道
共同プロデューサー:クリスティナ・ラーセン、定井勇二
アソシエイト・プロデューサー:吉武美知子
撮影:ジョゼ・デエー
録音・音響:ドミニク・ラクール、小川武、ラファエル・ジラルド、オリヴィエ・ドユー
編集:諏訪久子、ローランス・ブリオ
美術:エマニュエル・ド・ショヴィニ、ヴェロニック・ベルネウ、鈴木千奈
衣装:ジーン=チャルリーン・トムリンソン、小林身和子
キャスティング:マリオン・トゥイトゥー
音楽:フォーレン・オフィス(演奏:リリィ・マルゴ&ドック・マテオ)
主題歌:ううあ「てぃんさぐぬ花」 歌:ううあ&大島保克 三線:大島保克
(SPEEDSTAR RECORDS/Victor Entertainment,inc.)(NHK/DoReMi-TV)

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