Bitters End
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『ある子供』
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ストーリー < ある子供
BITTERS END shopping gallary

ブリュノ、20歳。ソニア、18歳。ふたりはソニアのアパートで暮らしている。ある日、ふたりの子供・ジミーを出産したソニアが退院してくる。だが、部屋には見知らぬ男女の姿。ブリュノが金のために貸したのだ。何とかブリュノの居場所を探し出し、会いに行くが、ブリュノはチンピラ仕事の最中。ソニアが嬉しそうにジミーを抱かせようとしても、気もそぞろだ。



ブリュノは、手下のように使っている子供・スティーヴたちと共に、小さな盗みをしては盗品を売った金でその日暮しをしている。子供相手と言っても、分け前をごまかすことはしない。



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「真面目に働いて欲しい」とソニアは頼むが、ブリュノは相手にしない。ふたりは職業斡旋所に行くが、ブリュノは長蛇の列を見て辟易してしまう。列にはソニアが残り、ブリュノはジミーを連れて散歩をする。ふと、昨晩、取引をした女の言葉を思い出して電話するブリュノ。「いくらで子供を買う?」――ブリュノはソニアに黙って、子供を売った。



彼はまだ何も知らなかった。涙も、働く汗も、本当の愛も、命の重ささえも。ショックを受け、倒れるソニア。ブリュノは自分の犯してしまった過ちに気づくのだが・・・・・・。