レビュー&コメント

これは時代を超えたテーマへの、誠実なアプローチである。
古風な趣を漂わせ、エキゾチックで美しい景色が、
一息つく時間を映画に与えてくれる。
観客は物語にのめり込み、楽しみ、感動し、感傷的にもなって、
そして明るい気分で劇場を去ることができる。

シネヨーロッパ

積み重ねられた時代が織りなす哀愁と美、
そして現代性のある語り口のみごとなコントラスト!
この未来へ向けられた物語は、かつて祖先たちが知り得て、
我々が忘れてしまった大切なことを思い出させてくれる。

ヴァラエティ

牧歌的で異国情緒溢れる唯一無二の美しい映像。
そして、圧倒的な熟練の技術。
クバト監督は、普遍的な物語を生み出した。

ハリウッド・レポーター

『馬を放つ』は不思議な魅力がある作品だ。
素晴らしく連なるシークエンスの数々は、異様なまでに美しく、
現代社会において“伝統”とは一体何であるかを
主人公の姿によって考えさせる。

アップカミング

伝説や伝統は、そこに生きる人々をひとつにできるのか?
『馬を放つ』は問う。
シンプルかつ、深く心に迫るアプローチで描く、
感動的なキルギスの物語。

シネヴュ

『馬を放つ』は、多くの観客に観られるべき大事な映画だ。
我々が持つ、古来の物語や価値観
―我々は何者で、どこから来たのか―
といった知識は、平和への鍵である。

第67回ベルリン国際映画祭パノラマ部門 審査講評