CAST

ハル・ベリー

ヘンリー・スチュアート/ダーンリー卿
(メアリー・スチュアートの2番目の夫)

1545年、イングランドのヨークシャーで、第4代レノックス伯マチュー・スチュアートとヘンリー8世の姪マーガレット・ダグラスの間に生まれる。スコットランド王の外孫であるダーンリー卿は有力な王位継承権を持つ。ジェームズ誕生後はメアリー・スチュアートとの関係は冷めていった。


ジャック・ロウデン JACK LOWDEN

1990年6月2日、イギリス、チェルムスフォード生まれ、スコットランド育ち。英国王立スコットランド音楽院卒業。舞台、テレビ、映画業界で、今大注目を集めている若き実力派俳優。幼少から舞台に立ち、スコットランド王立劇場のリバイバル公演「Black Watch」(10)でブレイク。
2013年には、ヘンリック・イプセンの「幽霊」のリバイバル公演で、ローレンス・オリヴィエ賞最優秀助演男優賞を受賞。17年にはクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』でRAFのパイロット・コリンズを演じた。また、若き日のモリッシーを描いた“England Is Mine”(17/マーク・ギル監督)で主演を飾った。今後の出演作は、トム・ハーディ共演“Fonzo(原題)”(ジョシュ・トランク監督)など。

ダニエル・クレイグ

ロバート・ダドリー/レスター伯爵
(エリザベス1世の寵臣)

1533年、ジョン・ダドリーの五男として生まれる。エリザベス1世とはロンドン幽閉時代に知り合う。1558年にエリザベス1世が即位するとただちに出世し、1559年には枢密顧問官に列した。女王の寵愛を受け、結婚の噂も立ったが、当時の妻の事故死をめぐる疑惑で女王との結婚は困難になる。しかし、エリザベス1世は生涯ロバートを想っていたとも言われている。宮廷内では、ウィリアム・セシルと勢力を二分した。


ジョー・アルウィン JOE ALWYN

1991年2月21日、イギリス、ロンドン生まれ。父はドキュメンタリー映画作家。ブリストル大学で英文学と演劇を学んだ後、名門セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマで演技を学ぶ。「ビリー・リンの永遠の一日」(未/アン・リー監督)でデビュー。『女王陛下のお気に入り』(19/ヨルゴス・ランティモス監督)では、エマ・ストーン演じるアビゲイルの夫を演じる。そのほかの出演作に『ベロニカとの記憶』(18/リテーシュ・バトラ監督)、オスカー・アイザック、ベン・キングスレー共演の「オペレーション・フィナーレ」(18/クリス・ワイツ監督)など。今後の出演作は、ルーカス・ヘッジズ主演『ある少年の告白』(19/ジョエル・エドガートン監督)など。

ダニエル・クレイグ

ジョン・ノックス
(スコットランドの牧師で長老派教会の創始者)

スコットランドにおけるプロテスタント長老派教会の牧師であり、創始者。メアリー・スチュアートがフランスにいる間、政治を執り行っていたメアリー・オブ・ギーズと対立し、フランスで捕らえられ、奴隷生活を送ったことも。メアリー・スチュアートのスコットランド帰国後はカトリックであるメアリーと激しく対立した。女性が力を持つことを好まず、メアリーの異母兄マリ伯や国務大臣メイトランドとともに、メアリーの失脚を画策する。


デヴィッド・テナント DAVID TENNANT

1971年4月18日、イギリス、バスゲイト生まれ。英国王立スコットランド音楽院卒業。イギリスBBCで放映中の世界最長のSFTVドラマシリーズ「ドクター・フー」(06-09、13)で10代目ドクターを演じ、2007年ウェールズ・テレビBAFTA最優秀俳優賞を受賞。主な出演作は、『GO! GO! LA』(00/ミカ・カウリスマキ監督)、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05/マイク・ニューウェル監督)、『海賊じいちゃんの贈りもの』(15/ガイ・ジェンキン&アンディ・ハミルトン監督)など。 舞台俳優としても活躍し、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでの演技が高く評価された。主役を演じた09年の「ハムレット」のチケットは発売後3時間で完売するほどの人気を博す。

ダニエル・クレイグ

ウィリアム・セシル/バーリー男爵
(エリザベス1世の重臣)

イングランドの貴族・政治家でエリザベス1世の重臣。即位から晩年にいたるまで40年にわたり彼女を補佐し、イングランドの国政を主導した。熱心なプロテスタントだが、反カトリック一辺倒ではなく宗教的柔軟性を持ち、それがエリザベスとの共通点でもあった。息子のひとりロバート・セシルもエリザベス1世の政治を担い、エリザベス1世崩御後にスコットランド王だったジェームズ6世をイングランド王として擁立、ジェームズ1世の時代も大きく貢献した。


ガイ・ピアース GUY PEARCE

1967年10月5日、イギリス、イーリー生まれ。1994年にドラッグクイーンを演じた『プリシラ』(ステファン・エリオット監督)で注目を集め、以来、個性派俳優としての地位を築く。主な出演作は、『L.A.コンフィデンシャル』(98/カーティス・ハンソン監督)、『メメント』(01/クリストファー・ノーラン監督)、『英国王のスピーチ』(11/トム・フーパー監督)、『プロメテウス』(12/リドリー・スコット監督)、『アイアンマン3』(13/シェーン・ブラック監督)など。