Bitters End
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『恋人たちの失われた革命』
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スタッフ < 恋人たちの失われた革命
BITTERS END

[脚本] アルレット・ラングマン

 60年代後半より、モーリス・ピアラの作品に脚本、編集、美術などで関わり始め、ピアラの作品に多くの着想を与える。「ルル」では、原案の段階から参加。ラングマンが当初、長編小説として手がけた「Les filles du faubourg」をピアラと共に新たに脚本として書き換え、サンドリーヌ・ボネール主演で映画化された『愛の記念に』は、国際的に高い評価を得て、ピアラの代表作の一本に挙げられる。89年には、ジャック・ドワイヨンの『15才の少女』、クレール・ドヴェールの「シメール」の脚本を担当。その後、プロデューサー兼監督である兄クロード・ベリの作品にも編集、脚本として参加するようになる。カトリーヌ・コルシニの「Les amoureux」やエマニュエル・キュオの「Circuit Carole」ら、若手監督の作品にも参加している。
 ガレルとは、ガレルが16歳の頃からの友人で、『夜風の匂い』で初めて作品に参加し、主に女性の台詞を担当する。「彼女が進めてきたその仕事の仕方や、台詞の的確さに仰天した」とガレル自身も称賛している。




[脚本] マルク・ショロデンコ

 1950年2月11日パリ生まれ。72年に大手フラマリオン社より初の詩集「Parcs」発表して以来、詩人、小説家として活躍。76年に「Les Etats du Désert」(フラマリオン社)によって、権威ある文学賞メディシス賞を受賞し、現代フランス文学界において一目置かれる存在となる。また74年には、官能小説「Le Roi des fées」でクレイジー・ホース賞を受賞。他の著書にP.O.L社から出版された「Mon héros- je ne sais pas」などがあり、翻訳家としても、エドマンド・ホワイト、ウィリアム・ガディスらの作品を中心に、20冊以上を手がけている。
 若い頃から映画にも親しみ、とくにトリフォーのドワネル・シリーズやゴダール、ベルイマンの作品に共感する。ガレルとは、「Les baisers de secours(救いの接吻)」の共同脚本のために出会って以来、その作品に欠かすことの出来ない存在となり、主に台詞作家として参加する。「私の作品の静寂な部分を尊重しながら、登場人物たちに言葉を与えてくれる」と監督から絶大な信頼を置かれ、『愛の誕生』でジャン=ピエール・レオ演じる主人公の親友マルキュス役はショロデンコ自身がモデルとなっている。




[撮影] ウィリアム・ルプシャンスキー

 1937年10月26日パリ郊外ヴァンセンヌ生まれ。ルイ・リュミエール写真映画学校で撮影を学び、ウィリー・クーラント、アンドレアス・ウィンディングの助手をつとめた後、68年に撮影監督として独立。70年代以降のヌーヴェル・ヴァーグを支え、現在までに80本以上の作品を手掛けている。
ジャン=リュック・ゴダールの『勝手に逃げろ/人生』や『ヌーヴェルヴァーグ』、ジャック・リヴェットの『美しき諍い女』、ジャン=マリー・ストローヴとダニエル・ユイレの『アメリカ』、ジャック・ドワイヨン『ピストルと少年』など、数多くの巨匠たちの作品で活躍。また、92年『蝶採り』以降、『素敵な歌と舟はゆく』、『月曜日に乾杯!』などオタール・イオセリアーニの全ての長編作品で撮影を担当し、最新作「Jardins en Automne」でもタッグを組んでいる。本作で2005年ヴェネツィア国際映画祭オゼッラ賞(技術貢献賞)を受賞。今やフランス映画界を代表する名カメラマンの一人である。




[音楽] ジャン=クロード・ヴァニエ

 1943年べコン=レ=ブリュイエール生まれ。独学で音楽を学び、初めは、録音スタジオの編集係として働く。その後、アリス・ドナやユーグ・オフレらのバンドに参加。『地下鉄のメロディー』の音楽などで有名なミシェル・マーニュに師事し、彼のもとで幅広いスタイルの音楽を作曲することを学び、この経験が後の音楽活動に決定的な影響を残す。
 68年、セルジュ・ゲンズブールと出逢い、ゲンズブールの主演映画「Paris nous appartient」や『スローガン』で音楽を担当する。同年、フランス・ロック界のスター、ジョニー・アリデイのバンドの指揮を務め、アリデイの数多くの曲を編曲する。翌年には、ゲンズブールのアルバム「メロディ・ネルソン」に曲作りから全面的に参加する他、バルバラ、ジュリアン・クレール、ミシェル・ポルナレフらの編曲を担当。72年には、再びゲンズブールと共にアルバム「Insokitudes」を発表する。その後も、ジェーン・バーキンや、フランソワ・アルディ、ミシェル・ジョナスらに曲を提供し続け、フランスのシャンソン界の影の立て役者として活躍する。
自分自身でもアルバムを発表する他、数多くの映画音楽を手掛けている。ガレル作品では前作の『白と黒の恋人たち』に引き続き音楽を担当している。モノクロの世界に、シンプルながら洗練されたピアノの音色でよりいっそう奥行きを出している。