キャスト

前田敦子前田敦子 Atsuko Maeda

1991年7月10日、千葉県出身。2005年、AKB48結成時からのスターティングメンバー。2012年8月卒業。「スワンの馬鹿!~こづかい3万円の恋~」(07/KTV)でドラマデビュー、大河ドラマ「龍馬伝」(10/NHK)などテレビドラマに出演。『あしたの私の作り方』(07/市川準監督)で映画デビュー。11年、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら』(田中誠監督)で映画初主演、その演技が評価され、第35回日本アカデミー賞話題賞、第21回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。山下敦弘監督とは第4回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第67回日本放送映画藝術大賞映画部門優秀助演女優賞・最優秀新人賞、第22回日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞を受賞した『苦役列車』(12)につづくタッグ。本年は本作のほかに『クロユリ団地』(中田秀夫監督)に出演、大ヒットを記録している。

康すおん康すおん Suon Kan

1959年大阪府生まれ。20歳頃に突如芝居に生きることに決め、劇団前進座を経て、様々な俳優仲間と舞台や実験即興などのパフォーマンスを行いながら、メソード演技を追求していく。40歳の時に『金融腐蝕列島(呪縛)』(99/原田眞人監督)でスクリーンデビュー。主な出演作は、『新・仁義なき戦い。』(00/阪本順治監督)、『東京マリーゴールド』(01/市川準監督)、『HAZAN』(04/五十嵐匠監督)、『キャッチボール屋』(06/大崎章監督)など。『リアリズムの宿』(04)にはじまり、「キズナドラマ」(05)、『松ヶ根乱射事件』(07)、『マイ・バック・ページ』(11)、「曇天吉日」(12)など数多く出演している山下監督作品常連。

伊東清矢伊東清矢 Seiya Ito

2000年6月11日生まれ。数々のCMなどをこなす中学1年生。本作の秋・冬編では小学6年生だったが、季節の移り変わりとともに中学生となった。オーディションで仁役を獲得。「中学入学当初の、まさに第二性徴期真っただ中の生々しさが感じられ、約9カ月に渡る撮影の中で、現場に現れるたびにどんどん成長していく様が結果、作品に更なるリアリティを与えてくれた」と監督は評している。

鈴木慶一鈴木慶一 Keiichi Suzuki

1951年東京都生まれ。1970年頃より様々なミュージシャンとセッションを開始。75年にムーンライダーズを結成し、翌年「火の玉ボーイ」でデビュー。ムーンライダーズの活動と並行して、70年代半ばよりアイドルから演歌まで多数の楽曲を提供すると共に、膨大なCM音楽を作曲。任天堂より発売されたゲーム「Mother」、「Mother2」の音楽は、今でも世界中に多数の熱狂的なファンを持つなど、国内外の音楽界とリスナーに多大な影響を与えている。映画音楽では、北野武監督『座頭市』(03)で、第27回日本アカデミー賞最優秀音楽賞、第36回シッチェス・カタルニヤ国際映画祭最優秀映画音楽賞を受賞。俳優としての主な出演作は『Love Letter』(94/岩井俊二監督)、『赤い文化住宅の初子』(07/タナダユキ監督)、『ゲゲゲの女房』(10/鈴木卓爾)など。

中村久美中村久美 Kumi Nakamura

1961東京都生まれ。NHK大河ドラマ「草燃ゆる」(79)で女優デビュー。翌年、一世を風靡したNHKドラマ人間模様「夢千代日記」で足の悪い芸者・小夢(時子)役の印象的な演技で注目を集める。以降もコンスタントに映画、舞台、ドラマ、CMで独特の存在感を示し実力派女優として活躍している。主な映画出演作は『Love Letter』(95/岩井俊二監督)、『月とキャベツ』(96/篠原哲雄監督)、『白夜行』(11/深川栄洋監督)、『終の信託』(12/周防正行監督)、『マイウェイ 12,000キロの真実』 (12年/カン・ジェギュ監督)など。

富田靖子富田靖子 Yasuko Tomita

1969年福岡県生まれ。83年、中学在学中に『アイコ十六歳』(今関あきよし監督)のオーディションでヒロインに選ばれ、女優デビュー。その後も『さびしんぼう』(85/大林宣彦監督)や『BU・SU』(87/市川準監督)といった話題作に主演。95年、日本・香港合作『南京の基督』(トニー・オウ監督)での体当たりの演技が評価され、第8回東京国際映画祭最優秀女優賞を受賞。また、97年のNHK大河ドラマ「毛利元就」では元就の正室・美伊の方を、11年の「江~姫たちの戦国~」では後の春日局となるお福を演じている。近年の出演作に『茶々 天涯の貴妃』(07/橋本一監督)、 『君に届け』(10/熊澤尚人監督)、『紙風船(あの星はいつ現はれるか)』(11/廣原暁監督)などがある。