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フアン・パブロ・レベージャ
& パブロ・ストール

JUAN PABLO REBELLA & PABLO STOLL

画像

 フアン・パブロ・レベージャとパブロ・ストールは1974年、ウルグアイのモンテビデオ生まれ。二人が一緒に映画制作を始めたのは、ウルグアイ・カトリック大学で社会コミュニケーション学を学んでいた頃に遡る。最初、音楽の趣味があったので意気投合した二人は、その後、映画マニアだったパブロとゴンサロ・デルガド・ガリアーナ(本作の美術・共同脚本)に誘われて、フアンもシネマテークに通うようになり、それから最初の映画を二人でつくることになった。
 以来、二人は共同監督・共同脚本家として、映像関連のプロジェクトをいくつか手がけてきた。なかでも長編作品「25ワッツ(25 Watts)」(ウルグアイ、2001年)では、ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワード、ハバナ映画祭新人部門グランプリ、ブエノスアイレス国際映画祭・国際批評家連盟賞や主演男優賞など、数多くの国際的な賞を受賞している。
 また並行して、二人はフリーのディレクターとしてテレビ番組やCMも手がけている。『ウィスキー』は彼らの長編第二作目にあたり、本作品の脚本はラテン・アメリカ部門においてサンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞している。


ファン・パブロ・レベージャと
パブロ・ストールの言葉

●何故、中年男女の話を撮ろうと思ったのか?

最初に靴下工場ありきだった。知り合いの靴下工場の古びた機械、むき出しの蛍光灯、うず高く積まれた靴下。ボロボロのシャッターの後ろでは、何が起こっているのだろうか? こんな風にして登場人物たちは生まれた。シナリオを書きはじめると、これらの登場人物は僕たちとそんなに違わないんじゃないかと思い始めた。僕たちはこの三種類の孤独とまったくの無縁ではないと思う。

●三人のキャスティングについて

三人ともオーディションで選んだ。脚本の段階では、ハコボは小太りで背が低く禿げかかっている、という設定だった。でもアンドレスは正反対。それでも、彼の目を見て、彼しかいないと思った。彼の、少しとぼけた、見ているのか見ていないのかわからない視線は、とてもウルグアイ的だと思ったから。
マルタ役のミレージャには、子どものような純真さと母親のような包容力があったから。逆さ言葉は、演じていたミレージャの特技だった。ある日、彼女が本番前に緊張をほぐそうとして逆さ言葉で歌を歌っていたのを聞いて、びっくりした。映画にぴったりだと思って使った。

●二人の役割分担は?

二人で仕事をし始めた頃は、フアンが脚本を書き、パブロがカメラなど技術的な面を主にやっていたが、今では二人がすべてに関わっている。現場では、フアンが俳優への指示を出し、パブロがスタッフへの指示をだすことが多い。二人で映画を撮っているというよりも、ゴンサロ(美術・共同脚本)やフェルナンド(プロデューサー・編集)といった学生時代からのチームで映画を撮っているという感覚のほうが強い。

● 『ウィスキー』というタイトルの意味は?

いつわりの感情、真実を前にした嘘、“つくり笑い”。小さな嘘を重ねるうちに、登場人物たちは互いの絆を強めていく、そんな物語にしたかったので、『ウィスキー』というタイトルを付けた。僕たちが興味を持ったのは、表面的な儀礼や、決まり文句、彼らが言ったことや隠していたことを探ること。

● カメラを固定した理由は?

子供用の絵本では、各ページに大きな絵があり、その下に2、3行の文章が添えられている。絵本のページをめくるように、シーンごとに観客が小さな物語の世界へゆっくりと入っていく。その感じを出したくて、とにかくパンも、移動も、手持ちカメラも使わなかった。俳優陣は身長差がありすぎたので、時にはハコボの頭をカットするか、マルタの頭上に大きな空白部分を残すか決めなければいけないこともあったけれど、固定カメラがもたらす描写の豊かさには満足している。